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単独首位に浮上、貯金8で前半戦ターン…今季の巨人は「伸びしろ」がすごい

読売新聞 / 2024年7月22日 6時0分

巨人4-1中日

 巨人がカード勝ち越し。五回、若林の移籍後初本塁打となる2ランで先制。六回はヘルナンデスの犠飛などで2点を追加した。中日は七、八回の満塁機を生かせず。

 シーズン前半を連勝で締め、巨人は貯金を今季最多の8に伸ばした。試合の主導権を握る上で、約1か月前に西武からトレードで加わった若林の移籍後初アーチが、大いに効いた。

 五回無死一塁、松葉の初球に反応した。チェンジアップをすくい上げ、左翼席への先制2ランとなった。六回の好機では、打球が二塁手の正面を突いたが、快足を飛ばし、併殺崩れの間に1打点。12日のDeNA戦でサヨナラ打を放つなど勝負強さが光る。阿部監督が「(松葉が)左投手だし、思い切って使った」という6番左翼での起用に応えた。

 新外国人として期待されたオドーアが開幕直前に退団し、「想定外」(阿部監督)から始まったペナントレース。勝ち星が先行している要因に、途中加入した選手の貢献は見逃せない。交流戦から戦列に加わったヘルナンデスは打線の中軸を担い、中堅に定着。今や欠かせない戦力となった。

 この日、若林が先発した左翼は日替わりでの起用が続く。新人の佐々木俊輔(日立製作所)や萩尾、岡田ら若手も名を連ねており、指揮官は「出る人が競い合って、レギュラーをつかんでほしい」と背中を押す。投手の左右や相性などで使い分ける戦術面に加え、競争を刺激して台頭を促す狙いもある。選手が定まっていないポジションはある意味、チームの伸びしろ。26歳の若林は有力候補の一人だろう。

 今季の中日戦は8勝7敗となり、セ・リーグ全5球団に勝ち越して折り返し点を迎えた。残りは54試合。阿部監督は「皆が一つになって、同じ方向を向いていければいい」と話す。新たな力と既存戦力の融合が進めば、混戦を抜け出す推進力になる。(平山一有)

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