ＴＯＫＩＯ国分太一さん、農業や田舎暮らしに深く関わり「こんなに楽しいことはない」…女子大で「環境」語る

シンポジウムで環境の大切さについて語る国分さん（左から２人目）（西宮市で）

　武庫川女子大学（兵庫県西宮市）が環境共生学部を新設するのを記念したシンポジウム「地球がよろこぶ明日をつくる―環境共生という約束―」が２１日、同大学であった。人気グループ「ＴＯＫＩＯ」の国分太一さんが特別講演し、環境を考えるようになった体験を語り、約２０００人が聞き入った。

　同大学主催、読売新聞大阪本社共催。国分さんは日本テレビの「ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ！！」で、農業や田舎暮らしに深く関わってきた。「その時々で姿を変える自然を相手にでき、こんなに楽しいことはない」と振り返り、「体験したものが自分自身の答えになる。自分のやりたいことを見つけてほしい」と語りかけた。

　「環境と共生」をテーマにしたパネルディスカッションでは、アウトドア用品大手「モンベル」会長の辰野勇さんが「環境はすべての社会活動のベース。企業も消費者もそれを意識する必要がある」と指摘した。

　新学部は来年４月の開設に向けて準備中。学部長に就任予定の国立環境研究所生物多様性領域副領域長の青野光子さんは「地球規模の環境問題に対し、適切な行動をとれる人材を育成したい」と述べた。