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「2050年はいらない」サッカー日本代表・森保一監督が次のW杯で目指すもの…「なぜか思った」風景とは

読売新聞 / 2024年7月23日 10時0分

 サッカー男子日本代表の森保一監督が、読売新聞ポッドキャスト「ピッチサイド 日本サッカーここだけの話」に出演。2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会の目標を「優勝って公言してます」と語った。収録は6月14日に行われた。

 9月からアジア最終予選が始まる。森保監督は「アジア最終予選は完全別物、別次元。厳しい戦いを覚悟していく」と言う。アジア2次予選で複数の選手を試し、DFラインも従来の4バックだけでなく、3バックも試した。

 「収穫はあったと思います。これまでも3バックは何度かやっていますが、主に守りきる時間帯で使うことが多かった。自分たちがボールを握った攻撃のときにも厚みをつくる戦いができるということをチームで共有できた」。最終予選では相手によって、最終ラインを変化させることもオプションとして使えそうだ。

今までは「2050年までのW杯優勝」が目標だったけれど…

 W杯での日本代表の最高位はベスト16。今の代表では、キャプテンの遠藤航選手(リバプール)を中心に、選手たちが自らW杯優勝を目標に掲げているという。

 現実的にはベスト16の壁を突破するのが目標になるだろう。だが、森保監督は「心の中では優勝を目指しながら、越えられていない壁を越えていこうと思ってほしかった」と言う。

 「サッカー協会は2050年までの優勝を掲げていますし、日本はワールドカップで勝てると(前回の)ワールドカップで思えた。だったら『2050年』はいらないかなって。今の目標にすべきだと私は思っていたので、選手が言ってくれたのはめちゃくちゃうれしかったですね」

 もちろん、その目標は「簡単じゃない」と理解している。だが、「チャンスはあると思いながら、今も戦っています」。まずは優勝を目標に掲げ、そこから一歩ずつチームを発展させる取り組みを重視している。森保監督も2026年のW杯北中米大会の優勝を目標として公言している。

 選手のレベルはもちろん、森保監督を含めたコーチングスタッフの能力もさらに上げなければ到達できない高みではある。

 「現場を取り巻く環境も含め、過去のワールドカップ優勝国の環境と同じように変えていかなければ。みんなで考えられる目標として、『世界一』ということは言っていった方がいいかなと思ってます」

なぜかあの時思った

 新しい景色を――

 前回W杯で選手たちがたびたび口にした言葉だ。

 「カタール大会が終わって最後に円陣を組んで、(選手たちに)『新しい景色』って言ってないですよ」

 森保監督は「新しい景色(W杯ベスト8)」ではない言葉を選手たちに伝えたという。

 「私は『最高の景色を見られる』って言ったんですよ」

 「優勝トロフィーを掲げてるところをイメージしながら。日本は絶対そこにたどり着けるって、なぜかあの時思ったんですよね」

 日本代表が目指すW杯北中米大会の決勝は、2026年7月19日、ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアム(メットライフ・スタジアム)で行われる。

プロフィル

森保一(もりやす・はじめ)

 サッカー男子日本代表監督。長崎日大高卒業後、サンフレッチェ広島の前身・マツダサッカークラブ入団。Jリーグ開幕後はサンフレッチェ広島の中心選手として活躍。日本代表「ドーハの悲劇」メンバー。指導者としては2012年~2017年にサンフレッチェ広島監督。2018年からは男子A代表(SAMURAI BLUE)監督。2021年の東京五輪男子代表監督も兼任した。1968年生まれ。長崎市出身。

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