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米共和党、候補差し替えの「刷新感」警戒…トランプ前大統領「誰を擁立しても同じことだ」

読売新聞 / 2024年7月22日 15時0分

トランプ前大統領(20日)=AP

 【ワシントン=淵上隆悠】米共和党は、民主党のバイデン大統領が大統領選から撤退したことで、候補の差し替えに伴う「刷新感」が生まれ、自党の勢いがそがれることを警戒している。

 「左派が誰を擁立しても、同じことだ。米国を再び偉大にしよう」

 共和党の指名候補トランプ前大統領は、21日にSNSでこう訴え、自身への支持を呼びかけた。選挙戦への影響はないことを強調したものだが、米CNNは、「世論調査の結果から、トランプ陣営はこのままバイデン氏と戦うことを望んでいた」と指摘した。

 副大統領候補のJ・D・バンス上院議員(39)は、バイデン氏が後継として支持したハリス副大統領にさっそく攻撃の矛先を向けた。X(旧ツイッター)で不法移民対策などを巡るバイデン氏の「失政」を非難し、「ハリスは常にバイデンとともにあった。彼女はすべての失敗を共有している」と主張した。

 共和党は6月のテレビ討論会で勢いに乗った。今月13日には、トランプ氏が銃撃を受けながらも、奇跡的に右耳を負傷するだけですんだ。トランプ氏が2日後に開幕した党大会で「強い指導者」であることをアピールし、党の結束が強まった。

 共和党は、民主党の候補差し替えによってこうした情勢に陰りが生じることを懸念している。共和党のマイク・ジョンソン下院議長は声明で、「民主党は、(予備選で)バイデンを候補に選んだ国民の投票を無効にした。自称している『民主主義の党』とは正反対だ」と批判した。

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