二階派の元会計責任者に禁錮２年を求刑、判決は９月１０日…パーティー収入不記載

東京地裁

　自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、派閥の政治資金収支報告書にパーティー収入のノルマ超過分を記載しなかったとして、政治資金規正法違反（虚偽記入）に問われた「 志帥 （しすい）会」（二階派）の永井等・元会計責任者（７０）の公判が２２日、東京地裁であり、検察側は禁錮２年を求刑した。公判は結審し、判決は９月１０日に言い渡される。

　起訴状では、永井被告は２０１８～２２年、パーティー収入のノルマ超過分について、派閥から所属議員側に還流したり、議員側が事務所でプールしたりした一部を派閥の収支報告書に記載せず、収入計約２億６４００万円、支出約１億１６００万円をそれぞれ過少に記載したとしている。