バスケ女子が強化試合、五輪本番で対戦するベルギーに敗れる…林咲希「五輪で勝てたらいい」

　【ランス（仏）＝森井智史】バスケットボール女子日本代表の国際強化試合は２１日、フランスのランスで行われ、世界ランキング９位の日本は同６位のベルギーに６５―７５で敗れた。男子の強化試合も同日、ベオグラードで行われ、世界ランク２６位の日本が１００―１１９で同４位のセルビアに敗れた。五輪では１次リーグＣ組の女子は２９日の初戦で前回優勝の米国と対戦し、Ｂ組の男子は２７日にドイツとの初戦を迎える。

　女子は五輪本番でも戦うベルギーと対戦。序盤は劣勢だったが崩れず、第２クオーター以降落ち着きを取り戻して、足を使った守備で相手に徐々に重圧をかけた。終盤には攻撃のテンポも上げ、林咲希（富士通）らが３点シュートで立て続けに得点。手の内を全て明かせない難しさがある中でも追い上げる意地を見せた。「五輪で対戦するチームと戦えてよかった。もっともっとよくして、（五輪で）勝てたらいい」と林。表情を引き締めて、本番を見据えた。