1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

緊張高まる南シナ海・アユンギン礁、補給活動巡りフィリピン・中国が暫定合意…主張に食い違いも

読売新聞 / 2024年7月22日 19時40分

アユンギン礁で補給活動を行うフィリピン軍の船に接近する中国海警局の船。中国の乗組員はおのを持っている(6月17日)=比軍提供、AP

 【ハノイ=安田信介、北京=吉永亜希子】フィリピン外務省は21日、実効支配する南シナ海のアユンギン礁(中国名・仁愛礁)に駐留する部隊への補給活動を巡って、領有権を主張する中国側と暫定的な取り決めに合意したと発表した。

 フィリピン外務省は合意の詳細を明らかにしないまま「緊張状態を緩和し、対話と協議で違いを管理する。この合意は互いの立場を損なわない」と説明した。両国が領有権を争うアユンギン礁では、補給活動中の比船に中国海警局の船舶が放水や衝突を繰り返し、緊張が高まっている。

 中国外務省の報道官は22日に談話を発表し、比軍の補給は「中国への事前通告を経て、現場で調査した上で補給を許可する」とした。 毛寧 マオニン副報道局長も22日の記者会見で「対応を取り決めたことは中国側の善意の表れ」と主張した。

 これに対し、比外務省は22日、「中国側の発言は不正確だ」と反論し、食い違いが浮き彫りになった。比側は今後も事前通告をしない姿勢を示しており、合意の実効性が疑問視されている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください