世界最大級・ファンボロー国際航空ショー開幕…三菱重工など日本企業１４社も出展

最新の航空機が並ぶファンボロー国際航空ショーの会場（英南部のファンボロー空港で）＝中西梓撮影

　【ファンボロー（英南部）＝中西梓】世界最大級の航空見本市「ファンボロー国際航空ショー」が２２日、英ロンドン郊外のファンボロー空港で始まった。米ボーイングや欧州エアバス、米ロッキード・マーチンといった関連企業約１５００社が出展し、２６日まで商談やセミナーが行われる。

　同航空ショーは、フランスのパリ国際航空ショーと交互で隔年開催される。日本からは、日本航空宇宙工業会に加盟する三菱重工業やＳＵＢＡＲＵ（スバル）、川崎重工業など１２社と、非会員企業２社の計１４社が合同スペースで出展する。

　現地では日本、英国、イタリアによる次期戦闘機の共同開発について、開発を主に担う英ＢＡＥシステムズや三菱重工業、伊レオナルドが記者説明会を開く予定だ。複数の英メディアは、７月に発足した英スターマー政権が、開発費への懸念から共同開発を見直す可能性を指摘している。