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高松商の「ラッキーボーイ」5打数5安打4打点…香川中央の先発右腕を徹底研究、猛打呼ぶ

読売新聞 / 2024年7月23日 5時0分

7回、3塁打を放ち、滑り込む高松商・山田

 全国高校野球地方大会は22日、青森大会の決勝は青森山田が逆転勝ちし、春夏連続となる甲子園切符をつかんだ。2年ぶりの夏の代表を目指す高松商(香川)は勝ち上がったが、愛知大会では、ともに今春の選抜に出場した愛工大名電、豊川が敗退し、宇治山田商(三重)も姿を消した。23日は北北海道、宮城、山梨で決勝が行われる。

高松商11―4香川中央(7回コールド)

 甲子園までの厳しい道のりには、チームを勢いづける存在が欠かせない。コールド勝ちした準々決勝後、高松商の長尾監督が「ラッキーボーイ」と呼んだのは、5打数5安打4打点を挙げた2年生の1番、山田だった。

 2、3回戦で計4打数4安打と当たっていた主将石井ではなく、山田が流れを呼び込んだ。「リズムを作ろう」と入った一回、右方向へふらふらと上がった打球は右翼手前に落ち、一塁に生きた。4番高藤の犠飛で先制のホームを踏むと、二、三、五回は適時打、6点差の七回には三塁打を放って続く西村の適時打で生還し、試合を終わらせた。

 香川中央の先発右腕・徳久をしっかり研究し、高めは捨て、ベルトあたりの高さで内角へ入ってくる変化球だけを狙った。フリー打撃で変化球を主体に打ち込んだ成果を発揮、山田の5安打中4安打は変化球を捉えたものだった。

 2年ぶりの夏の甲子園まであと2試合。「調整して、実力を全て出せるようにするだけ」と山田に慢心はない。「ラッキー」は、努力が呼び寄せるものと知っている。(豊嶋茉莉)

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