クラブ事情で五輪不参加ＭＦ佐野航大、代役の植中朝日「チームのために」…サッカー日本代表２２人そろって初練習

合流したバックアップメンバーの植中＝林田晴樹撮影

　【ボルドー（仏）＝林田晴樹】パリ五輪に臨むサッカー男子代表は２２日、バックアップメンバー４人を加えた全２２人がそろって初めて調整を行った。練習前には、２４日に行われる１次リーグ初戦のパラグアイ戦の会場も視察し、本番ムードが高まってきた。

　大会は中２日の厳しい日程が続く。開幕を前に選手の入れ替え規定が緩和され、バックアップメンバーも出場しやすい状況となった。大岩監督はこの日のミーティングで、「（試合に）出る出ないにかかわらず、２２人で（戦う）」と呼びかけたという。

　クラブ事情で不参加のＭＦ佐野（ＮＥＣナイメヘン）に代わり、バックアップメンバーに選ばれたＭＦ植中（横浜Ｍ）は「元々はなかったチャンスなので、チームのためにという気持ちが強い。ゴール前で違いを出せる特長を前面に出してプレーしたい」と語った。