テスラCEOイーロン・マスク氏、人型ロボットを2026年にも販売…工場などでの利用想定
読売新聞 / 2024年7月23日 12時53分
【ニューヨーク=小林泰裕】米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22日、2026年にも人型ロボットの販売を始める方針を明らかにした。人型ロボットは「オプティマス」と呼ばれ、工場などの生産現場での利用が想定されている。米メディアによると、価格は2万ドル(約310万円)以下になる可能性がある。
販売開始は、マスク氏が22日、X(旧ツイッター)への投稿で明らかにした。25年から社内で使用するために少量の生産を開始し、26年以降は他社向けに大量生産を始める方針だ。ロボットの活用で、生産効率の改善や労働力不足の軽減につながるとの期待がある。
テスラはEVの販売が伸び悩むなか、事業の多角化に向け、人型ロボットや自動運転技術の基盤となる人工知能(AI)の開発に取り組んでいる。マスク氏の方針表明を受け、22日のニューヨーク株式市場でテスラ株は前日終値から5%上昇した。
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