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小林製薬の臨時取締役会で会長と社長の辞任決定、紅麹問題の責任明確化…山根聡専務が社長に昇格

読売新聞 / 2024年7月23日 12時21分

「紅麹」成分入りのサプリメントの健康被害問題で、記者会見で質問に答える小林製薬の小林章浩社長(左から2人目)=3月29日

 小林製薬は23日午前、臨時取締役会を開き、小林一雅会長(84)と小林章浩社長(53)が辞任し、山根聡専務(64)が社長に昇格する人事を決定した。「 紅麹 べにこうじ」成分入りのサプリメントを巡る健康被害問題の経営責任を明確化する。

 一雅氏は取締役から外れ、特別顧問となる。章浩氏は代表権のない取締役に退き、一連の問題の対応や補償に専念する。小林製薬はこれまで創業家出身者が社長を務めており、山根氏は創業家以外では初めての社長となる。

 小林製薬は4月、外部の弁護士3人による事実検証委員会を設置し、情報共有や意思決定の過程に問題がなかったかなどについて検証している。取締役会では委員会の報告書の指摘を踏まえ、トップ人事や再発防止策などを決議した。23日中に、報告書と合わせて公表する。

 小林製薬は今年1月、サプリによる健康被害を把握したが、国や自治体への報告まで2か月余りかかり、対応の遅れが指摘された。当初は腎疾患との関連が疑われる死者を5人と発表したが、6月に腎疾患以外にも公表の対象を拡大した。これまでにサプリ摂取との関連を調査している死亡事例は約100人に上っている。

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