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東海道新幹線、保守用車両自力走行できなくなり復旧作業が長期化…始発から再開

読売新聞 / 2024年7月23日 12時1分

運転が再開し、利用客の流れが戻ったJR新大阪駅(23日午前7時49分)=河村道浩撮影

 保守用車両同士が22日未明に線路上で衝突し、浜松―名古屋間の上下線で終日運休した東海道新幹線は23日、始発から全線で運転を再開した。

 事故は22日午前3時35分頃に発生。愛知県蒲郡市の東海道新幹線上り線で、線路をメンテナンスするなどしていた保守用車両2台が衝突、いずれも脱線した。

 復旧作業が22日午後10時過ぎまで長期化したのは、保守用車両が2台とも自力走行できなくなったことが大きな要因だったという。保守用車両は線路に戻しても動かすことができず、台車に載せて別の車両が 牽引 けんいんする作業が必要になった。また、衝突時に車両から漏れた油の処理や、損傷した枕木の交換にも時間がかかった。

 作業終了後、JR東海は駅に残っていた客を目的地近くまで運ぶため、夜間に豊橋・浜松両駅の発着を中心に、東京―新大阪の区間で計15本の新幹線を走らせた。さらに東京、名古屋、新大阪の各駅には客が朝まで車両で休憩できる「列車ホテル」を用意し、約200人が利用したという。

 東京駅の新幹線改札前では23日、始発前から前日に乗れなかった客らが詰めかけた。午前5時半に改札が開くと、待ち構えていた乗客たちが一斉にホームに向かった。

 22日に大阪市内を出張で訪れる予定だった東京都江東区の会社員男性(58)は、「職場の人たちに迷惑をかけて申し訳ない気持ちもあるが、大阪に向かうことができてひとまずほっとした」と話した。

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