日経平均５日続落、終値は４円安の３万９５９４円…２日連続で終値４万円台割れ

東京証券取引所

　２３日の東京株式市場は売り買いが交錯した。日経平均株価（２２５種）の終値は前日比４円６１銭安の３万９５９４円３９銭だった。５営業日連続で下落し、終値としても２日連続で４万円台を割り込んだ。

　前日の米株式市場でハイテク株が上昇した影響で、東京市場でも取引開始直後は半導体関連株に買いが先行した。もっとも日経平均は２２日までの４営業日で１６００円以上値下がりしており、割安感のある銘柄にも買いが入った。ただ、高値圏で推移していることや、国内企業の４～６月期決算が本格化するのを前に発表を見極めたいとの思惑から、下落に転じた。

　市場では「取引材料に乏しい中、積極的な取引は手控えられた」（大手証券）との見方があった。