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米大統領選でハリス氏が声明「民主党指名候補になるために必要な支持確保」「正式指名楽しみにしている」

読売新聞 / 2024年7月23日 17時40分

22日、米東部デラウェア州の選挙事務所で演説するハリス氏=AP

 【ワシントン=向井ゆう子、池田慶太】AP通信などによると、11月の大統領選への出馬を表明した民主党のカマラ・ハリス副大統領(59)が22日、党指名に必要な代議員の支持を確保した。ハリス氏が党指名を得るのは確実で、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)と対決する構図が固まった。

 ハリス氏は23日、「党の指名候補になるために必要な幅広い支持を確保した。正式に指名を受けるのを楽しみにしている」とする声明を発表した。「今後数か月、米各地を旅して危険にさらされている全ての問題について国民と話すつもりだ」とも明らかにした。

 ハリス氏は22日、バイデン氏から引き継いだデラウェア州の選挙事務所で演説し、「中間層を増やすのが大統領としての目標だ」と支持を訴えた。

 新型コロナウイルスで隔離中のバイデン氏も電話を通じて演説し、「トランプ(前大統領)は国家にとって危険だ」と訴えた。撤退については「正しいことをした」と強調した。21日の撤退表明後、バイデン氏の肉声が伝えられたのは初めて。

 党内では、ハリス氏への支持が加速している。米紙ワシントン・ポストの調べでは22日夜の時点で、民主党系の連邦上下院議員・知事286人のうち9割に迫る252人がハリス氏を支持した。重鎮らも支持に回っており、これまでにビル・クリントン元大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官、ナンシー・ペロシ元下院議長が支持を表明した。

 米メディアによると、指名獲得に必要なのは代議員1976人だ。AP通信や米CNNによると、これを大きく上回る代議員がハリス氏を支持している。

 民主党の正式な候補選出は、8月19~22日の党大会で行われる予定だ。米メディアによると、8月7日までにオンラインで代議員らが投票する方向だ。

 党予備選で圧勝したバイデン氏が、大統領候補の指名投票を行う代議員約4000人のほぼ全てを獲得していたが、撤退を表明したことで、代議員は投票先を自由に選ぶことができる。

カマラ・ハリス氏 Kamala Harris 1964年10月20日、カリフォルニア州オークランド生まれ。ハワード大からカリフォルニア大ヘイスティングス法科大学院卒。地方検事、州司法長官を歴任後、上院議員を1期務めた。女性、黒人、アジア系として初めての米副大統領だ。

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