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ハリス氏指名確実で、次の焦点は副大統領候補選びに…キーポイントは「白人男性」と「激戦州」

読売新聞 / 2024年7月23日 17時37分

 【ワシントン=田島大志】ハリス米副大統領が民主党の大統領候補指名を確実にしたことを受け、米世論の関心は「ランニングメート(伴走者)」と呼ばれる副大統領候補の人選に移った。黒人、女性初の副大統領であるハリス氏の支持層を補完するためにも、白人男性の中からの選任が有力視されている。

 ハリス氏は22日にバイデン氏の選挙事務所を訪問し、伴走者から「主役」への交代を宣言したが、副大統領候補には言及しなかった。候補に求める条件なども明かしていない。

 副大統領候補は8月の民主党大会で、大統領候補とともに正式指名される。それに先立ち、8月上旬のオンライン投票で選ばれる可能性がある。半年近くかけてトランプ前大統領が候補者を共和党の選び方と異なり、時間は極めて限られている。

 AP通信は22日、候補に浮上している4人の名前を挙げた。ケンタッキー州のアンディ・ベシア知事、ノースカロライナ州のロイ・クーパー知事、マーク・ケリー上院議員(アリゾナ州)、ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事だ。

 いずれも白人男性で、うち3人は知事としての行政経験がある。政治経験が2年弱と浅い共和党副大統領候補のJ・D・バンス上院議員との差別化を図る狙いもあるとみられる。

 もう一つ重要な要素が、大統領選の勝敗を左右する七つの激戦州への影響だ。4人のうちベシア氏以外は、激戦州から選出されている。

 ベシア氏は共和党が地盤とするケンタッキー州で当選を重ねたのが強みで、22日には前日にハリス氏から電話を受けたことを明かし、「助言を与えられる信頼関係を築いている」とアピールした。資金力のあるイリノイ州のJ・B・プリツカー知事や、メリーランド州初の黒人知事ウェス・ムーア氏を推す声もあるが、激戦州でないことがネックだ。

 一時、大統領候補に推されたミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事は同じ女性で、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は同じ州出身と特徴が重なる。2人は副大統領レースは回避し、2028年の次回大統領選を目指すとみられている。

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