照ノ富士が霧島を退け、無傷の１０連勝…阿炎は軍配差し違えの際どい相撲で大関・貴景勝を破る

阿炎（上）にはたき込みで敗れた貴景勝（２３日）＝大塚直樹撮影

　大相撲名古屋場所１０日目（２３日・愛知県体育館）――横綱照ノ富士は関脇霧島を小手投げで退け、無傷の１０連勝。１０勝以上での大関復帰を目指す霧島は苦しい５敗目を喫した。

　大関琴桜は関脇大の里を投げで仕留め、２敗で勝ち越した。平幕美ノ海が３敗に後退し、２差はこの大関だけとなった。大の里は５敗。

　大関豊昇龍は湘南乃海を外掛けで下し７勝。

　大関貴景勝は、関脇阿炎との際どい一番が軍配差し違えとなり、カド番の場所で痛い６敗。阿炎は６勝。

　小結平戸海は若元春を引き落として６勝。小結大栄翔も熱海富士を押し出し、六つ目の白星を手にした。