1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ロシアとの独自の「和平仲介者」演じるハンガリーに懲罰措置、EUが外相理事会の開催地を変更

読売新聞 / 2024年7月23日 20時0分

ブリュッセルの欧州連合(EU)本部

 【ブリュッセル=酒井圭吾】欧州連合(EU)は22日、8月末に開かれる外相・国防相理事会の開催地を、議長国ハンガリーの首都ブダペストからブリュッセルに変更すると発表した。開催地の変更は極めて異例で、ウクライナを侵略するロシアとの関係改善を独自で突き進めるハンガリーに対し、懲罰的な措置を取った形だ。

 ウクライナへの軍事支援に反対するハンガリーのビクトル・オルバン首相は今月、EU加盟国の意向に反してロシアや中国を訪問し、独自の「和平仲介者」を演じていた。22日にブリュッセルで行われた外相理事会では、ハンガリーとスロバキアを除く加盟25か国がハンガリーの外交を批判した。

 EUのジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表(EU外相)は会議後の記者会見で、開催地の変更決定を明らかにした上で、「ほぼ全ての加盟国がEUの結束を主張した。(変更はハンガリーに対する)象徴的なシグナルだが、それでもシグナルを送らなければいけない」と話した。

 ハンガリーは12月末まで閣僚級のEU理事会で輪番議長国を務める。変更について、ハンガリーのペーテル・シーヤールトー外務貿易相は会議後、記者団に「幼稚園児なみの議論だ」と反発した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください