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グーグル、個人の閲覧履歴を追跡するサードパーティークッキーの廃止方針を取りやめ

読売新聞 / 2024年7月23日 21時14分

グーグルのロゴ=ロイター

 【ニューヨーク=小林泰裕】米IT大手グーグルは22日、同社のウェブブラウザー「クローム」上で、個人の閲覧履歴を追跡する「サードパーティークッキー」の廃止方針を撤回すると発表した。廃止の影響が大きい広告業界に配慮したとしている。方針転換は、プライバシー保護の後退につながる恐れがある。

 グーグルは「廃止ではなく、新しい機能をクロームに導入する」と表明した。利用者が閲覧履歴の追跡の可否を選択できるよう、クロームの仕様を変更する。変更時期は示していない。

 同クッキーは、複数のウェブサイトを横断して利用者の閲覧履歴を追跡する仕組みで、利用者の好みに合わせて効率的に広告を配信する上で不可欠の技術だ。

 プライバシー侵害との批判を受け、グーグルは2020年、22年までに廃止する方針を発表。だが、廃止で広告効果が低下すると広告業界が反発したほか、廃止しても閲覧履歴を収集できるグーグルの広告市場での独占が強まるとの規制当局の懸念もあり、廃止時期が繰り返し延期されていた。

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