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成長しすぎた盛岡・中津川沿いの柳を伐採へ…隣接する景観重要建造物の塀が破損、修繕の妨げに

読売新聞 / 2024年7月29日 6時54分

中津川沿いに並ぶ柳の木。根が太く成長し、茣蓙九の塀が破損した(22日、盛岡市で)=福守鴻人撮影

 盛岡市紺屋町の中津川沿いの市道に並び、風情ある景観を演出する3本の柳について、市は伐採することを決めた。柳の根が太く成長し、隣接する市の景観重要建造物「 茣蓙九 ござく」(現・森九商店)の塀が破損したり、枝葉や種子が屋根瓦に積もったりする悪影響が出ているためという。

 柳は建物を修繕する際の妨げにもなっていることから、市は8月下旬頃に中央の柳を伐採し、残りの2本を来年度以降に切る。

 茣蓙九の木造建物は、東北電力岩手支店の南に隣接。江戸から明治期にかけて建造され、当時の商家の趣を現代に伝えている。岩手銀行赤レンガ館や紺屋町番屋などの歴史的な建造物にも近く、柳と合わせて観光客の撮影スポットとしても人気を誇る。

 市道路管理課は「長年親しまれた景観で心苦しいが、直接的な被害も出ている。安全に配慮した結果の判断だ」と理解を求めている。

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