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オバマ氏の後継狙ったが見放され…バイデン氏、9年前の「後悔」と「怒り」がもたらした続投への執着

読売新聞 / 2024年7月24日 5時0分

[バイデン撤退]<上>

 「民主党と国を団結させて、この選挙に勝つために全力を尽くす」

 米民主党のカマラ・ハリス副大統領(59)は22日、訪問したデラウェア州の選挙事務所でこう誓った。建物は前日までジョー・バイデン大統領(81)の再選に向けた運動の中枢となる事務所だったが、バイデン氏の撤退表明を受けて衣替えが進み、看板は「Harris for President(ハリスを大統領に)」に差し替わった。

 党内抗争の末に再選を断念したバイデン氏は、吹っ切れたかのようにハリス氏への「禅譲」に動いている。撤退表明翌日の22日にはスタッフらとの会合に電話で参加し、「私はどこにも行かない」と3回繰り返し、ハリス氏以外は支援しない決意を示した。スタッフの大半はハリス陣営に残留が決まった。

 ハリス氏が事務所で行った演説で「私たちにとってジョーとジル(夫人)は家族のようだ」と語ると、バイデン氏が電話越しに「お互いに」と割り込み、「いつも見守っている」と優しく声をかける場面もあった。

 バイデン氏は2020年大統領選に出馬した際、次世代への「架け橋」になると誓った。その言葉通り、遅ればせながらバトンをハリス氏に手渡した。

 バイデン氏撤退の裏側と構図が一変した米大統領選の動向を報告する。

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