藤井聡太竜王は「猫派」とキッパリ…沼津で小中学生と交流会、くじけそうになった経験も語る

小中学生らの質問に答える藤井竜王（２３日、沼津市で）

　将棋の第９５期棋聖戦五番勝負（産経新聞社主催）で、シリーズ３連勝で棋聖５連覇を果たした藤井聡太竜王（２２）を招いた交流会が２３日、静岡県沼津市本千本の千本プラザで開かれ、市内の小中学生ら約１８０人が参加した。

　第５局が沼津市で開催される予定だったが、対局が流れたため代替行事として開催。会では市内三つの小中学校の児童生徒が参加し、藤井竜王に質問した。

　「将棋でくじけそうになったこと」や「勝った時の気持ち」などを聞かれると、藤井竜王は「負けが続くとくじけそうになるが、将棋を楽しいと意識して乗り越える」「際どいところを切り抜けて勝った時は本当にうれしい」と笑顔で答えていた。「猫派か犬派」との質問には「猫派」とキッパリ。会場は笑いに包まれた。

　最後に、市立第二中の生徒会長は（１４）が「最近は家族と将棋をすることがなかったけれど、藤井さんの話を聞き、また将棋を指したくなりました」と感謝の言葉を伝えた。