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連覇有望・133連勝中、レスリング女子は最多「金」期待…男子にも連続メダル狙う実力者

読売新聞 / 2024年7月25日 17時57分

[直前診断]

 パリ五輪に向け、選手たちは日本国内や欧州各地で本番に向けて総仕上げに入っている。メダル獲得が有望な競技を中心に期待度を最終チェックする。

レスリング

 男女計13人の出場は、地元開催だった東京五輪の12人を上回る充実ぶり。中でも女子は全6階級でメダルを狙える顔ぶれがそろい、東京、リオデジャネイロ大会でマークした「金4個」の記録更新も夢ではない。

 連覇に挑む女子50キロ級の須崎優衣(キッツ)、公式戦133連勝中で53キロ級の藤波朱理(日体大)が抜きんでる。総合力の高さで際立つ須崎は東京五輪後、無敗のままパリを迎え、「全ての面において東京の時よりパワーアップしている」と風格を漂わせる。

 連勝記録で注目を集める20歳の藤波は、3月に左肘 靱帯 じんたいを痛めて手術を受けた。5月にスパーリングを再開し、患部は着実に回復。圧倒的な強さを支える長い手足を生かした素早いタックルを武器に「最高の準備をして、最高のパフォーマンスができるように」と意気込む。

 55キロ級を含め3年連続で世界選手権を制した57キロ級の桜井つぐみ(育英大助手)も優勝候補。76キロ級の鏡優翔(サントリー)は昨年の世界選手権で、2003年大会(当時は72キロ級)の浜口京子以来、20年ぶりの最重量級世界一に輝いたが、5月に痛めた右膝の状態が気がかり。五輪では日本女子最重量級で初となる金メダルに手をかけられるか。

 男子も実力者たちが頂点をうかがう。グレコローマン60キロ級で東京五輪銀の文田健一郎、フリースタイル57キロ級でリオデジャネイロ五輪銀の樋口黎(いずれもミキハウス)は悲願の金へ、心身ともに充実している。女子に負けじと、意地を見せたいところだ。(佐野司)

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