バドミントン日本勢はメダル候補ぞろい…新エース奈良岡功大に勢い、「わたがし」「しだまつ」も

奈良岡功大（２０２３年８月撮影）＝ＡＰ

［直前診断］

　パリ五輪に向け、選手たちは日本国内や欧州各地で本番に向けて総仕上げに入っている。メダル獲得が有望な競技を中心に期待度を最終チェックする。

バドミントン

　女子シングルスで３大会連続出場の山口茜（再春館製薬所）、混合ダブルスで東京大会銅の渡辺勇大、東野有紗組（ＢＩＰＲＯＧＹ）らがメダル候補。初出場組も世界ランキング上位が多く、誰が表彰台に立っても不思議はない。

　昨年の世界選手権で男子シングルス銀の奈良岡功大は正確かつ多彩なショットで台頭し、日本代表からは引退した桃田賢斗（ともにＮＴＴ東日本）に代わるエースに躍り出た。女子シングルスで山口らの陰に隠れがちだった大堀彩（トナミ運輸）も力をつけ、６月の国際大会で優勝するなど勢いがある。

　女子ダブルスで激しい代表争いをトップで勝ち抜いた志田千陽、松山奈未組（再春館製薬所）も注目株。持ち味のスピードを生かした攻撃は精度を増し、３月のフランス・オープン、全英オープンで２週連続で準優勝を飾った。