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職員へのカスハラ「あった」1342人、8割が電話…千葉県知事「不相当な要求には毅然と対応」

読売新聞 / 2024年7月27日 17時3分

千葉県庁

 千葉県は、県職員が職場で受けたハラスメントに関する調査結果を公表した。顧客からの「カスタマーハラスメント(カスハラ)」で理不尽な要求や悪質なクレームなどを突きつけられた状況を質問したところ、電話応対での被害を挙げた職員が8割に上った。職場内でパワハラ行為を感じた職員は回答者の約25%だった。

 調査は知事部局の職員約1万人が対象。昨年12月26日~今年2月9日に行われ、3293人が回答した。県がカスハラを調査するのは初めて。「カスハラ」があったと答えた職員は1342人に上った。

 長時間の拘束や同じ内容を繰り返すクレームがあった場合、どの程度の時間が迷惑にあたるかを質問した結果、36・7%が「30分以上」、23・8%が「1時間以上」と答えた。

 カスハラを受けた状況(複数回答)では、1097人(81・7%)が電話応対を挙げた。窓口など普段勤務している場所を挙げた職員は671人(50・0%)だった。

 職場内でのハラスメントについては、パワハラを感じた職員が820人(24・9%)、セクハラは201人(6・1%)、妊娠・出産に伴うマタニティー・ハラスメント(マタハラ)は66人(2・0%)だった。パワハラとマタハラは7割超が上司からだった。セクハラは上司からが54・2%、所属内の同僚からが46・8%だった。

 熊谷知事は今月11日の記者会見で、カスハラについて「県民からの厳しいご意見はしっかり受け止める必要がある。その上で社会通念上不相当な要求には、組織として 毅然 きぜんとした対応を整えたい」と述べた。

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