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伝達ミスで捜査中断中にも枕崎署員は盗撮か…鹿児島県警「捜査継続していても犯行防止できたわけではない」

読売新聞 / 2024年7月24日 15時30分

鹿児島県警察本部

 鹿児島県警枕崎署員(依願退職)による盗撮事件で、捜査が一時中断していた昨年12月に同署員が盗撮した疑いがあることが県警への取材でわかった。同署員のスマートフォンから同23日に盗撮した画像が確認されていたという。

 県警によると、盗撮事件を巡っては、野川明輝本部長の指示が誤って署に伝わり、昨年12月23、24日の2日間、捜査が中断した。署内では「中止しても大丈夫なのか」などの意見が出たため、同25日に署長(当時)が県警首席監察官(同)に確認し、伝達ミスが判明した。

 県警は捜査を中断した時点では容疑者を特定できていなかったとし、「仮に捜査を継続していたとしても、犯行を防止できるわけではない」と釈明した。同署員は女子トイレで盗撮したとして、性的姿態撮影処罰法違反などの疑いで今年5月に逮捕され、その後起訴されている。

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