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タヒチで開催されているパリオリンピックのサーフィン…有名なチョープーの大波、有利な選手は?

読売新聞 / 2024年7月28日 15時59分

27日に行われたサーフィン競技の一幕。選手は大波に立ち向かう(ロイター)

 パリオリンピックのサーフィンは、フランス領ポリネシア・タヒチ島の村「チョープー」で行われる。パリから約1万5000キロ離れた南太平洋にあり、パリから見れば地球のほぼ裏側に位置する。歴史ある世界屈指の難度の波に、選手たちはどう立ち向かうのか。どんなタイプの選手が有利か――。(デジタル編集部)

 トンネルのようにうねる「チューブ」と呼ばれる波が最大の特徴で、高さは7メートルに達することもあるとされる。いかに美しく入り、バランスを崩されることなく出てこられるかがポイントとなり、チューブ内での滞在時間も得点を左右する。バランスを保つためには、技術だけでなくパワーもカギになる。

 世界最高峰のチャンピオンシップ・ツアーも開催されており、世界のトップサーファーにとって夢の舞台だ。陸に向かって右から左側に波が崩れる「レフトブレイク」と呼ばれる種類のサーフポイントとなっており、右足を板の前に置いて進むグーフィースタンスの選手にとっては、崩れる波を視界にしっかり捉えることができるために有利とされる。男女計4人の日本代表選手の中でも、このタイプの選手で、体の重さを利用したパワーサーフィンが強みのオーストラリア出身、オレアリー・コナー(30)に期待が寄せられている。

 ハワイやタヒチに住んでいた古代ポリネシアの人々が発明したとされるサーフィン。オリンピック競技をフランス領全域に広げたいという思いもあり、チョープーでの開催が決まった。国際サーフィン連盟(ISA)は「タヒチでの開催はサーフィンの文化や遺産に敬意を表したものになる。チョーブーは、世界最高のアスリートが輝ける格別な舞台になる」としている。

 波のスピードや形など、同じ局面が再び訪れることはない。いかに自然を味方につけて戦うか。名勝負が期待される――。

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