なでしこ熊谷紗希、スペイン戦へ意気込み「初戦が重要」

五輪直前、国際親善試合ガーナ戦を前に公式練習に臨む、熊谷（中央）らなでしこジャパンの選手たち

　サッカー女子日本代表（なでしこジャパン、世界ランキング７位）は２５日午後５時（日本時間２６日午前０時）から、ナントでスペイン（同１位）との１次リーグ初戦を迎える。ＤＦ熊谷紗希（ローマ）は２４日のオンライン取材で「大会に（スムーズに）入る上で初戦が重要。チーム全員で少しずつ前に進んでいけるよう全力を尽くす」と語った。

　スペインとは昨年のワールドカップ（Ｗ杯）以来の対戦。Ｗ杯では相手に主導権を握られながら、ＭＦ宮沢ひなた（マンチェスター・ユナイテッド）らの速さを生かしたカウンターが機能し、４―０で快勝した。熊谷は「同じ戦い方はしたくない」と言い、今回は、自分たちがボールを保持し、主体的な戦い方を目指す。

　大会は１２チームが出場し、各組２位までと、各組３位のうち上位２チームが準々決勝に進む。２０１２年ロンドン大会の銀以来となるメダルを狙う日本は１次リーグでスペインのほか、ブラジル、ナイジェリアと対戦する。（ボルドー　林田晴樹）