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サッカー女子で五輪初出場のスペイン、キス問題乗り越えW杯に続く頂点なるか…まもなく日本戦

読売新聞 / 2024年7月25日 20時49分

女子の欧州選手権予選・チェコ戦でプレーするスペインのボンマティ(中央、7月12日)=ロイター

 パリオリンピックのサッカー女子で大きな注目を浴びそうなのがスペインだ。オリンピックには意外にもこれが初出場。昨年のワールドカップ(W杯)を制した直後に起きたキス問題も乗り越え、世界ランキング1位の優勝候補として臨む。初戦は日本時間26日午前0時からで、日本代表(なでしこジャパン)と対戦する。(デジタル編集部)

 昨年7~8月に行われたW杯でスペインは、1次リーグ2連勝で決勝トーナメント進出が決定。同じく2連勝した日本と第3戦で対戦し、0-4と大敗した。しかしその後、スイス、オランダ、スウェーデン、イングランドと破り初の頂点に立った。W杯は3度目の出場で、過去の最高成績は2019年フランス大会の16強入りだったが、一気に頂点に駆け上がった。

 歓喜に沸くチームに冷や水を浴びせたのが、スペイン・サッカー連盟会長(当時)だ。決勝後の授賞式で、選手の口にキスをしたことで批判を浴びた。連盟は翌9月、会長を支持する姿勢を示していたホルヘ・ビルダ監督を解任、会長の行為を謝罪する声明も出した。会長は結局、辞任に追い込まれた。

 後任監督はアシスタントコーチを務めていた女性のモンセ・トメ氏。波乱の中での船出となったが、チームはたくましかった。早くも9月に開幕した欧州ネーションズリーグでも勝ち進み、W杯優勝で2位まで上昇していた世界ランキングは12月にとうとうトップに。2月にはネーションズリーグで優勝し、現在もランキング1位をキープしている。

 W杯王者、世界ランキング1位の肩書で臨む初のオリンピックで、チームの顔と呼べるのがMFアイタナ・ボンマティ(26)だ。W杯での活躍で国際サッカー連盟(FIFA)の最優秀選手賞も受賞した。

 スペインの躍進にストップをかけるのはどのチームか。日本を含め過去にメダルを獲得したことのある国々は意地を見せたいところだ。サッカー女子がオリンピックに採用された1996年アトランタ大会以降の7大会で、金4、銀1、銅1を獲得した米国は復権を目指す。カナダは五輪連覇がかかる。2016年リオデジャネイロ大会で優勝したドイツも巻き返しを狙う。銀メダルを獲得したことのある日本とブラジルは1次リーグC組でスペインと激突する。

 オリンピックで4位が最高の開催国フランス、東京オリンピック、そしてニュージーランドとの共催だった昨年のW杯で連続4位のオーストラリアもスペインにとって侮れない相手だ。

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