ラグビー７人制男子、日本は連敗スタート…パス回しもキックも積極性欠き「情けない試合」

後半、ニュージーランドに攻撃を阻まれる松本純弥（中央）＝武藤要撮影

　【サンドニ（仏）＝井上敬雄】パリ五輪のラグビー７人制男子は２４日、１次リーグが始まり、Ａ組の日本はニュージーランドに１２―４０、アイルランドに５―４０で敗れ、２連敗となった。

　開幕２連敗と苦しいスタートとなった日本の主将・石田吉（横浜）は「情けない試合」と肩を落とした。東京五輪銀のニュージーランドに個の力で引き離され、アイルランドには防戦一方で津岡（日本協会）の２戦連続トライで一矢報いるのがやっと。リスクを冒して相手の裏のスペースを狙うキックは少なく、パス回しも積極性を欠いた。石田吉は「仕掛けないで勝てる相手ではない」と振り返った。