クスリのアオキＨＤ社長らに株主代表訴訟…香港の投資ファンド「ストックオプションで会社に損害」

金沢地裁

　香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が、クスリのアオキホールディングス（ＨＤ）の青木宏憲社長や青木孝憲副社長ら４人に対し、ストックオプション（自社株購入権）の発行で生じた損害約７３億円の賠償を求める株主代表訴訟を金沢地裁に起こした。アオキが２５日発表した。

　オアシス側の主張によると、アオキは２０２０年１月の取締役会で、社長と副社長に対して不当に安い価格でストックオプションの発行を決議し、会社に損害を負わせたとしている。アオキは訴訟に関し「開示すべき事項が発生した場合は速やかにお知らせする」とコメントした。