バドミントン日本代表、東京オリンピックはどうだった?
読売新聞 / 2024年7月27日 18時2分
2021年東京オリンピックでのバドミントン競技では、混合ダブルスで「ワタガシ」ペアとしておなじみの渡辺勇大・東野有紗組(日本ユニシス)が銅メダルを獲得した。男子シングルスでは、当時世界ランキング1位だった桃田賢斗(NTT東日本)の1次リーグ敗退という大波乱が起きた。(所属は当時、デジタル編集部)
シングルス
男子は桃田と常山幹太(トナミ運輸)が出場。金メダル候補だった桃田は、初戦こそアメリカ選手に貫録勝ちしたものの、2戦目に世界ランキング38位の韓国選手にストレート負け。「まだ、五輪をやっていたかった。この緊張感を味わっていたかった」と涙した。常山は決勝トーナメント1回戦で敗退した。
女子は、ともに世界ランキング1位経験者の奥原希望(太陽ホールディングス)と山口茜(再春館製薬所)が出場。メダルが期待されたが、8強止まりだった。山口はパリ大会にも出場し、悲願のメダル獲得を狙う。
男女ダブルス
男子は遠藤大由・渡辺勇大組(日本ユニシス)と園田啓悟・嘉村健士組(トナミ運輸)、女子は福島由紀・広田彩花組(丸杉Bluvic)と永原和可那・松本麻佑組(北都銀行)が出場。4組とも準々決勝で敗れた。シングルスを含め、世界ランキングの上位に名を連ねていた日本代表は「全種目でメダル、金3個」を目標に掲げたが、男女シングルス、男女ダブルスともメダルに届かず、期待外れの結果に終わった。永原・松本の「ナガマツ」ペアは、パリ大会にも出場し、リベンジを誓う。
混合ダブルス
なんとか踏ん張ったのが「ワタガシ」ペアの渡辺・東野組。準決勝で中国の王懿律・黄東萍組に逆転負けを喫し、決勝進出こそ逃したが、3位決定戦では、香港のトウ俊文・謝影雪組にストレート勝ち。この種目では日本勢初、バドミントン競技としては通算4個目のメダルを獲得した。パリ大会にも出場し、2大会連続のメダルと、悲願の金メダル獲得なるか、注目される。
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