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サッカー男子、歴史的大勝の陰で…けが避けるのも能力・DF陣に危ないシーン[福西崇史の目]

読売新聞 / 2024年7月25日 17時41分

前半、相手との接触で顔をおさえる関根大輝(左)(24日、ボルドーで)=上甲鉄撮影 

 パリ五輪のサッカー男子は24日、1次リーグが始まり、日本はパラグアイを5―0で圧倒した。5ゴールは日本男子の五輪史上最多得点。19分、三戸のゴールで先制。退場者が出た相手に対して試合を優位に進め、後半、三戸のこの日2点目に山本も続き、終盤にも途中出場の藤尾が2得点を決めて突き放した。

油断大敵

 大事な初戦で、非常にいいスタートを切れた。先制してペースをつかみ、2点目で相手の集中が切れたのが大きかった。左サイドの斉藤、三戸の連係がチームを引っ張り、最終予選で不在だった2人がプラスアルファを付けた。相手の退場後、2点目を取るまでひりひり感があったので、ぜいたくを言えば、もっと早めに取りたかったのはある。

 相手は体を巻き込みながら足を出してきたり、体ごとぶつかってバランスを崩してからボールを奪いに来たり、強さやうまさがあった。球際が激しくて遅れ気味に来るから、平河のほかにもけがしそうな場面は何度もあった。けがをしないことも能力の一つ。こういう守り方をされることはあまりなかったと思うので、経験になったと思う。

 気になる点を挙げれば、ビルドアップで関根が狙われたシーンが何度かあったこと。うまく判断しないと致命傷になりかねない。高井は迷いがあったから警告を受けたし、大畑もバックパスをかっさらわれて危ないシーンがあった。ちょっとした集中力の欠如や油断は課題としてあると感じる。

 途中出場の藤尾が2点取ったことで、安泰と思う選手はいないだろうし、チーム内の集中力は高まったと思う。ただ次、油断して戦うことがあったらせっかくの勢いはなくなる。油断大敵の心構えで臨んでほしい。

(元日本代表MF)

日本・大岩監督「少しネガティブなプレー選択をする瞬間もあった。もっと支配することはできた。もう次の試合のことしか頭にない」

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