モスクワ市、ウクライナ侵略の志願兵に340万円の一時金…総動員を行わずに兵力確保へ支援策
読売新聞 / 2024年7月25日 18時44分
ロシアの首都モスクワ市のセルゲイ・ソビャーニン市長は23日、ロシアで「特別軍事作戦」と呼ぶウクライナへの侵略に参加する志願兵への新たな支援策として190万ルーブル(約340万円)の一時金を支払うと発表した。国民の反発を招く総動員を行わず兵力を確保する狙いがあるとみられる。
発表によると、露政府が支給する報酬などと合わせると、1年間で520万ルーブル(約930万円)を受け取ることができる。ロイター通信によると、ロシアの平均年収の約5倍に相当する。
露軍は兵士の犠牲をいとわない戦いをウクライナで続けている。英国防省は、露軍の死傷者が今年5、6月だけで7万人以上に上ったと推計している。
独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ欧州」によると、追加支援策は地方政府の裁量で決められるため、自治体間で「競争」が起きている。一時金制度は約50の地方や共和国で導入されていて、北コーカサスのカラチャイ・チェルケス共和国は今年4月までは10万ルーブルだった一時金を2度引き上げ、6月以降は130万5000ルーブルを支給。露中部タタルスタン共和国では親戚や友人を軍に勧誘した人に10万ルーブルの紹介料が支払われているという。
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