五十嵐カノア「点数が出る波見つける」松田詩野「待つのが大事」…タヒチの大波攻略法語る

五十嵐カノア（２０２３年１２月撮影）

　パリ五輪・サーフィンの日本代表４選手が２５日、オンライン取材に応じ、男子で東京五輪銀メダルの五十嵐カノア（木下グループ）は「わくわくしている」と本番へ向けた心境を語った。

　サーフィンはパリから約１万５７００キロ離れた南太平洋の仏領ポリネシア・タヒチ島チョープーで行われる。現地での調整は順調といい、五十嵐は「頭の中でも大会をやっている感じで練習している」と充実した表情。勝負のポイントに「点数が出る波を見つける」ことを挙げ、女子の松田詩野（ＴＯＫＩＯインカラミ）も「焦って波に乗るのではなく、待つのが大事。（トンネルのような）チューブに入る深さで点が決まる」と語った。

　チョープーは世界屈指のサーフスポットで、五十嵐にとっては子どもの頃に訪れた思い出の地。当時は「波が怖くて来たくないところだった」が、今は違う。「一番大きい、乗りづらい波に乗って過去の自分にできるところを見せたい」。自信を胸に、前回を超える金メダルを目指す。