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人工妊娠中絶の飲み薬「メフィーゴパック」を無床診療所でも使用可能に…厚労省が見直し案

読売新聞 / 2024年7月25日 19時33分

 人工妊娠中絶に使う国内初の飲み薬「メフィーゴパック」について、厚生労働省は25日、入院できる病床がある医療機関だけでなく、無床診療所にも使用を広げる見直し案をまとめた。国の研究で、従来の手術より安全だとする調査結果が示されたことを踏まえたもので、自民党厚労部会小委員会に報告した。厚労省はこの案を軸に見直しの検討を進め、8月にも専門家部会で議論する方針だ。

 この飲み薬は、昨年5月から母体保護法指定医のもとで使われている。中絶の確認まで入院か院内の待機が必須条件になっている。

 見直し案は、緊急連絡体制の確保などの条件を満たせば無床診療所で使用できるほか、服用した妊婦が、医療機関の近くに住む場合は帰宅を認めた。

 研究は、昨年5~10月に2096施設で行われた中絶3万6007件を分析。子宮破裂や大量出血など重い合併症は、手術では0・2~0・6%の割合で起きたが、飲み薬は0件だった。

 調査をまとめた中井章人・日本産婦人科医会副会長は「中絶の安全性を高めるには、この薬を普及させることが必須と考える。見直しの検討と合わせ、医師らが適切な情報提供を進めることが重要だ」と話している。

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