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JOCが選手のプライバシー保護求める声明…ネット上の悪質情報を危惧

読売新聞 / 2024年7月25日 21時36分

五輪のエンブレム

 26日に開幕するパリ五輪を前に、日本オリンピック委員会(JOC)が「アスリートのプライバシー保護に関する声明」を発表した。アスリートの自宅住所、交際相手などの個人情報がSNSで拡散され、深刻なプライバシー侵害が起きていることから、選手らが自ら行動を起こした形だ。

 「いつ私たちがプライバシーを放棄したのでしょうか」。選手らは声明でそう訴え、ネット上に出回る悪質な情報で、平穏な生活が失われることを危惧している。「著名人だから」という理由で侵害は許されないと指摘し、五輪を前に「4年に1度しかない大きな舞台でのプライバシー侵害は、人生をかけた長年の努力を無にし、選手生命を絶つことにもつながりかねない」としている。

 選手らで作るアスリート委員会が中心となり、今年3月にスポーツ界が抱える課題の解決策を考えるフォーラムを開催した。同月に日本プロ野球選手会が発表した選手のプライバシー尊重を求める声明や、読売新聞社とIT大手LINEヤフーが昨年10月に発表したネット上の記事などでのプライバシー尊重をより進めるとした共同声明が紹介され、今回の声明は、それらを参考にした。

 ロンドン五輪バレーボール女子の銅メダリストで、アスリート委員会副委員長の荒木絵里香氏は「今はSNSなどもあるので、時代に合わせた動きは必要だと感じている。アスリートが競技に集中できて、より良い生活が送れるような環境を作りたい」と語った。

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