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記録的な大雨、山形県が陸自に災害派遣要請…秋田県では土砂崩れで1人不明

読売新聞 / 2024年7月26日 0時4分

石沢川(右)の堤防が決壊し、流れ込んだ水で冠水した農地(25日午前7時21分、秋田県由利本荘市鮎瀬で)=永山太一撮影

 梅雨前線の影響で25日、秋田県や山形県を中心に記録的な大雨となり、秋田県では土砂崩れで1人が行方不明となった。気象庁は午後1時5分、災害発生の危険度が極めて高いと判断し、山形県酒田市と遊佐町に大雨特別警報を発表。夜にも同市を含む6市町村に、同警報を発表した。同県の庄内、最上、村山地方では短時間に大雨をもたらす線状降水帯が発生し、26日未明も警戒が続いた。

 同庁によると、25日の24時間降水量の最大値(午後6時時点)は酒田市で327ミリ、秋田県由利本荘市で238・5ミリ。大雨特別警報は、2023年8月に鳥取県に出されて以来。

 秋田県では25日朝、湯沢市で土砂崩れが発生し、60歳代の道路工事をしていた男性作業員1人が行方不明となった。由利本荘市では、25日未明に石沢川の堤防が決壊、86世帯に避難情報のうち最も危険度の高い緊急安全確保が出された。午後には同市の子吉川でも氾濫が発生、1165世帯に緊急安全確保が発令された。

 山形県酒田市でも荒瀬川が氾濫、市は付近住民らに緊急安全確保を出した。県は同市を含む14市町村への災害救助法の適用を決め、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。

 避難所に妻と避難した酒田市の伊藤一哉さん(91)は「川の水があふれ、家に水が入ってきた。これからどうなるのか……」と心配そうに話した。

 政府は25日、首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置。岸田首相は記者団に、「安全第一での行動をお願いしたい」と呼びかけた。

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