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アーチェリー野田紗月、初の五輪で12位発進…「これが五輪か!」と驚くカメラの列にも冷静

読売新聞 / 2024年7月25日 22時40分

女子ランキングラウンドで12位につけた野田紗月(25日)=池谷美帆撮影

 パリ五輪のアーチェリーは25日、男女個人戦などの組み合わせを決めるランキングラウンド(72射、720点満点)が行われ、女子は五輪初出場の野田紗月(ミキハウス)が666点で64人中の12位につけた。男子は、夏季五輪で日本勢最多に並ぶ6大会連続出場の古川高晴(近大職)、中西絢哉(シーアール物流)、斉藤史弥(日体大)が登場。

 皇帝ナポレオン1世の墓がある世界的な観光名所、アンバリッド(廃兵院)で野田の夢舞台が始まった。「シューティングラインに立って前を向いたら、見たことがないくらいのカメラの列。『これが五輪か!』と思った」。初出場の24歳には、冷静に周囲を見渡す落ち着きがあった。

 その余裕が生きたのが、64人が横一列に並んで競い合うランキングラウンドの1射目。一度は弓をいっぱいに引いたが、長くなった間合いを嫌ってあえて取りやめた。「普段だったらそのまま撃ってしまうところを『撃っちゃだめ』と踏みとどまれた」。勇気を出して撃ち直したショットは、10点の中心を射抜き、以降も高得点を重ねた。

 64人中12位。しっかりと地に足がついた五輪デビューとなったが、「2度の7点がなければ(順位)1桁に届いていたのに」と悔しさをにじませた。昨年の世界選手権で、日本女子個人初メダルとなる銅を獲得した新エースの目標はもっと高いところにある。個人トーナメント戦に向けて「1本目から自分のリズムを作り、1試合ずつしっかり勝っていけたらいい」と力強く語った。(佐野司)

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