1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

サッカー男子、OA2人擁するパラグアイ守備陣を粉砕…次戦マリに勝てば8強入り

読売新聞 / 2024年7月25日 21時21分

前半、パラグアイの選手と競り合う三戸舜介(右)(24日、ボルドーで)=三浦邦彦撮影

 パリ五輪のサッカー男子は24日、1次リーグが幕を開け、D組の日本はパラグアイに5―0で快勝して好発進した。三戸が19分の先制点を含む2ゴールをマーク。山本が追加点を挙げ、途中出場の藤尾も2得点を決めるなど、前半途中に退場者を出した相手を終始圧倒した。日本は27日のマリ戦に勝てば、準々決勝に進出する。

 組織的な守備を誇り、南米予選をトップ通過したパラグアイから5得点。日本にとって五輪史上最多のゴールラッシュだ。しかも得点パターンが実に多彩だった。

 19分の先制点は、得意のサイド攻撃から。タイミング良く左サイドを駆け上がってスルーパスを受けた大畑の折り返しに、三戸が合わせた。大畑のスピードに相手DF陣が引き付けられ、三戸にはフリーで球をコントロールする余裕さえあった。三戸は63分にも、左を破った斉藤のクロスから頭で2点目。「(大畑、斉藤との)3人の関係が試合前から出来ていた。いい形が出せた」と納得顔だ。

 前半のうちに平河へのファウルでパラグアイが退場者を出し、ゴール前を固めてきても、辛抱強く試合を運んだ。効果的なミドルシュートで3点目を決めた山本は「相手がギアを上げて(前に)出てきた時、刺せたのが大きかった。じれずにやれた」とうなずいた。

 途中出場の荒木や藤尾も畳みかけた。81分のFK。コンディション不良で出遅れていた荒木が精度の高い球をゴール前へ送ると、藤尾は頭でたたき込み、さらに終盤、速攻からGKとの1対1を冷静に制した。

 サイド攻撃にセットプレー、カウンター。相手が10人に減っていたとはいえ、守備陣に年齢制限を超えるオーバーエージの2人を配した難敵を完璧に攻略した。「得点のバリエーションもいろんな形があった。自信を持って次の試合もできる」と藤田。申し分ないスコアで、悲願のメダル獲得への挑戦が幕を開けた。(ボルドー 林田晴樹)

斉藤が3得点に絡む

 斉藤が3得点に絡む活躍を見せた。19分、ペナルティーエリア脇のスペースへ絶妙なスルーパスを通し先制点の起点に。63分には得意のドリブルで相手を振り切り、「目が合ったので出そうと感覚的に思った」と、正確なクロスで三戸の2得点目をアシストした。丁寧な落としから山本のミドルもお膳立て。それでも斉藤は「まだまだチャンスを作れる場面、点を取れる場面もあった」と貪欲だった。

日本・大岩監督「誰が出ても(同じ水準で戦える)と選手が意識してやってくれた結果。(2得点の三戸は)非常にいいプレーをしてくれた。次の試合のことしか頭にない」

山本「後半にパラグアイがギアを上げて出てきた時に(とどめを)刺せたのが大きかった。じれずにやれたことが追加点につながった」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください