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がんの兆候を担当医が見落とす医療ミス…1年後に判明、転移で「ステージ3」となり手術できず

読売新聞 / 2024年7月26日 15時35分

 兵庫県は25日、県立がんセンター(明石市)で2022年12月に検査した明石市の80歳代男性にがんの兆候がありながら担当医師が見落とし、約1年後にがんの転移などが見つかる医療ミスがあったと発表した。

 発表では、男性は22年12月、 すいのう胞の定期検査としてMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受診。放射線科の医師は肺にがんの可能性のある影を見つけ、電子カルテにCT(コンピューター断層撮影装置)検査などをするよう記載した。だが、担当医師が記載を見落とし、検査を行わなかったという。

 23年12月の定期検査で腫瘍が見つかり、1年前の見落としが判明。今年2月、CT検査で肺腺がんやリンパ節への転移が確認された。がんは「ステージ3」の状態で手術ができず、化学療法を行っているという。

 同センターは男性に謝罪したといい、杉村和朗・県病院事業管理者は「大変申し訳なく思っている。医療安全対策の取り組みを進め、再発防止に努める」とコメントした。

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