「死の組」の７人制ラグビー日本代表、３連敗で準々決勝進出ならず…順位決定戦に

南アフリカ戦でプレーする植田和磨（２５日）＝ロイター

　パリ五輪のラグビー７人制男子は２５日、１次リーグの残り試合が行われ、Ａ組の日本は南アフリカに５―４９で敗れた。日本は１次リーグ３戦３敗でＡ組最下位に沈み、準々決勝進出を逃した。

　一方的な展開のなかで、植田和磨が意地を見せた。０―３５で迎えた後半、味方のパスミスで生じたこぼれ球を拾った植田は、フェイントで２人をかわすと、一気にトップスピードに。一人でボールを持ち込み、最後はタックルを受けながらタッチラインをわずかに割り込んだ。ビデオ検証でゴールが認められると、会場はひときわ盛り上がりを見せた。

　今大会の「死の組」とされるＡ組。日本は前日の試合で、強豪のニュージーランドとアイルランドに敗れていた。逆転での準々決勝進出をかけて南アフリカに挑んだが、大差をつけられた。日本は９～１２位決定戦に回ることが決まった。２６日午前３時からサモアと対戦する。