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スケートボード白井空良は業界の「お兄ちゃん」的存在、繊細な一面をのぞかせることも

読売新聞 / 2024年7月27日 16時28分

パリ五輪最終予選 スケートボード男子ストリート決勝で技を成功させポーズをとる白井空良(23日、ブダペストで)=松本拓也撮影

 パリオリンピックのスケートボード・ストリート男子に出場する、白井空良(22)(ムラサキスポーツ所属)。東京五輪での「敗退」から3年間、日本のスケートボードシーンを若くして支えてきた人物だ。

 2021年の東京五輪に出場も、予選9位に終わるという辛酸をなめた。段差をまたぐようにボードを180度回転させ、前方の車輪で滑る「ソラグラインド」は白井を象徴するシグネチャー・トリックとして世界中で知られる。2022年のXゲームズ千葉大会で3位、世界最高峰のプロリーグ「SLS」のジャクソンビル大会で準優勝するなど、東京五輪後も結果を残し続けてきた。

 2年続いたパリオリンピックの選考レースの中でも、とりわけ注目を集めたのは2023年末の世界選手権での優勝だ。この大会のベストトリックでは、板前方に足を置き、板を横に回して縁石に引っかけて滑って横回転を加えて着地する新技の「ノーリー・ビッグスピンテールスライド・ビッグスピンアウト」を決めて大歓声を浴びた。

 堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)と白井以外、スケートボード・ストリートに出場するに日本勢は全員が10代。自身のプロデュースしたスケートボードパークには、多くの若手が練習に訪れるが、その中で白井は「お兄ちゃん」的な存在だ。スケートボード界では若さゆえに口下手な選手も多いが、白井はとりわけ冗舌で取材にきた報道陣を笑わせることも多い。3学年上の堀米を「雄斗」と呼び、ライバル視していることを隠さないなど、ユーモラスな「白井節」を用いた発信力は国内のスケートボードシーン指折りだ。

 試合中も観客をあおったり、感情を爆発させる場面も目立つ。一方で、競技前には緊張感に襲われることや、海外遠征時は睡眠薬を持ち運ぶことを明かすなど、繊細な一面を持つ。

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