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三段跳び日本女子初の五輪・森本麻里子、ボブスレーとの二刀流で成長…ドイツで科学的な練習

読売新聞 / 2024年7月26日 7時26分

事前合宿地で練習に励む森本麻里子(25日、パリ郊外で)=田上幸広撮影

 【パリ=田上幸広】パリ五輪の陸上女子三段跳びに、森本麻里子(オリコ)が初出場する。陸上の全種目で唯一、過去に日本勢の出場がなかった種目で、「歴史的な日を迎えることができて感謝の気持ちでいっぱい。結果で恩返しできるようにしたい」と意気込む。

 三段跳びは、男子では1928年のアムステルダム大会で織田幹雄が日本人初の金メダルを獲得し、32年のロサンゼルス大会で南部忠平、36年のベルリン大会で田島直人が続いて、日本勢が五輪3連覇を果たした、かつての「お家芸」だった。しかし、女子では96年のアトランタ大会から採用された後、日本勢は世界のレベルからは遠い種目だった。

 森本は昨年、日本選手権で14メートル16の日本新記録を樹立し、世界選手権ブダペスト大会に出場するなど、階段を着実に上ってきた。

 飛躍のきっかけになったのは、走力を見込まれて2017年から挑戦したボブスレーだった。ドイツでボブスレーの練習をする中で、ドイツ人の陸上コーチを紹介されて指導を仰ぐようになった。「ドイツの練習は科学的なので、やっていて楽しかった」と振り返るように、データに基づくアプローチが肌に合い、どんどんと記録を伸ばした。

 ボブスレーで冬季五輪、陸上で夏季五輪を目指しつつ、元から取り組んでいた三段跳びで初の五輪出場権をつかみ取った。目標は決勝進出だ。「予選で自分の跳躍ができれば日本記録を超えてくるし、それが決勝につながるかなと考えている」。五輪の大舞台で、大きなホップ・ステップ・ジャンプを見せるつもりだ。

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