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狙い通りだったボール持たれる展開、なでしこを襲った不運…右からの侵入許し勝ち越し点奪われる

読売新聞 / 2024年7月26日 10時10分

後半、負傷してタンカで運ばれる清水梨紗(25日、ナントで)=守谷遼平撮影

 パリオリンピックのサッカー女子は25日(日本時間26日午前0時)から競技がスタート。1次リーグC組では日本代表(なでしこジャパン、世界ランキング7位)はナントでスペイン(同1位)と対戦。1-2で逆転負けを喫した。

     ◇

 序盤から防戦一方ながら、何とか同点で試合を折り返し、池田監督は動いた。流動的な相手の攻撃を食い止めるため、前半の4バックから最終ラインを5枚に増やし、中央を固めた。

 「後半の最初の20分は回されてもOK」と長谷川。狙い通りにボールを持たれる展開は続いたが、好機らしい好機は作らせなかった。いかに攻撃に転じるか。しかし、ここでアクシデントが襲う。

 65分頃、相手の前進を阻止しようとしてかわされた清水が、ピッチに仰向けで倒れ込み、そのままピッチを去った。右サイドで奮闘していた清水の負傷交代は痛かった。74分、右から中央へ侵入を許して勝ち越し点を奪われ、長谷川は「相手が自由に動いてくる中で、つききれないところがあった」と悔しがった。

 ボール保持率は日本の31パーセントに対し、スペインが69パーセント。相手へのプレスがはまらず、世界屈指のパスワークに 翻弄 ほんろうされた。昨年のワールドカップでの4―0の快勝劇で見せた速攻につなげられず、池田監督は「相手が主導権を握る時間帯が多く、耐えきれなかった」と認める。

 今後、運動量豊富な清水を欠くことになれば、攻守で痛手は大きい。左サイドではDF北川(INAC神戸)も18人枠から外れ、慎重に調整している。「こうなることがあり得るのが五輪。今は結果を受け止めて次に向かうしかない」と熊谷。次戦は中2日。3大会ぶりのメダル獲得へ、総合力が試される。(林田晴樹)

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