大雨の救助要請で現場に向かったパトカーか、逆さまになった状態で発見…警察官２人行方不明

　山形県新庄市本合海の、最上川の支流の新田川にかかる福田山橋付近で２５日夜、大雨の救助に向かっていたパトカーが流され、乗っていた警察官２人が行方不明になっている。流されたとみられるパトカーは２６日朝、近くの水田で、逆さまになった状態で見つかったが、２人の姿はなく、消防署員らが捜索している。

　県警によると、２人は、ともに２０歳代の新庄署の男性巡査部長と男性巡査長。２５日午後１１時２５分頃、同橋付近で「車が流されている」と、一般の男性から１１０番があり、巡査部長らは現場に向かう途中で流されたとみられる。橋付近の道路は冠水し、近くでは土砂崩れも発生しているという。

　県庁では２６日午前３時半過ぎから災害対策本部会議が開かれた。終了後、報道陣の取材に応じた県警の鈴木邦夫本部長は「痛恨の極み。不明の２名を、全力を挙げて捜索している」と話していた。