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金メダルへ「指先の力配分」見直したレジェンド…アーチェリー古川高晴、初日は出遅れたが「前回の経験がある」

読売新聞 / 2024年7月26日 11時52分

男子ランキングラウンドに臨む古川高晴(25日、パリで)=池谷美帆撮影

 【パリ=佐野司】アーチェリーは25日、個人と団体の組み合わせを決めるランキングラウンド(72射、720点満点)が行われ、男子は夏季五輪で日本勢最多に並ぶ6大会連続出場の古川高晴(近大職)が659点で35位だった。中西絢哉(シーアール物流)が663点で30位、斉藤史弥(日体大)が650点で49位。女子は野田紗月(ミキハウス)が666点で12位につけた。男子の日本勢最上位の中西と野田が、8月2日の混合団体のメンバーに決まった。古川と中西は同1日の男子個人1回戦で対戦する。

 古川は初日のランキングラウンドでつまずいた。「出来は0点。練習でやっていたものを出せなかった」と、淡々と分析した。

 7点を3度記録するなど、細かなミスが目立った。風の読みは的確だったが、新フォームの乱れを改善できず。「点数を意識しすぎた。試合中にフォームを直しても、また点数を意識して崩れる繰り返しだった」

 競技界の第一人者は8月に40歳を迎える。2012年ロンドン大会で個人銀、21年東京大会で個人と団体銅に輝いたフォームのままでもパリでメダルを狙えた。わずかな「力み」が生むミスを減らそうと、指先の力配分を見直したのは「金メダルを取りたいから」。練習で再現性を高めていただけにショックは大きい。

 立て直しの自信がないわけではない。東京五輪も、46位と出遅れた。「前回の経験がある。上まで行ける可能性は十分にある」。レジェンドには経験という引き出しがある。(佐野司)

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