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韓国、「佐渡島の金山」の世界遺産登録に反対しない方針…「日本が全体の歴史反映すると約束」

読売新聞 / 2024年7月26日 12時56分

「佐渡島の金山」の象徴でもある「道遊の割戸」(5月19日、新潟県佐渡市で)

 【ソウル=小池和樹】韓国外交省の関係者は26日、「 佐渡島 さどの金山」(新潟県佐渡市)の国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産への登録を巡り、「登録されると予想される」と記者団に明らかにした。インドで開催中の世界遺産委員会での審議で、登録に反対しない方針を示したとみられる。

 外交省関係者は「韓日間の合意が大詰めを迎えている。特別なことが起きない限り、(佐渡島の金山が)世界遺産に登録されると予想される」と話した。理由について「日本が(同山の)全体の歴史を反映すると約束し、そのための実質的措置を取った」などとした。

 韓国はこれまで「佐渡島の金山」について「戦時中の強制労働被害の現場だ」と反発してきた。日韓両国は、今回の世界遺産委員会を構成する21の委員国に含まれており、委員会での議論が注目されている。

 ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)は6月に公表された勧告で、4段階評価で上から2番目の「情報照会」としたが、日本政府は委員会での逆転を目指し、一部地区の除外など勧告に沿った対応を進めてきた。

 イコモスは勧告で、日本が遺産の価値として主張している近世以外も、採掘が行われた全時期の説明や展示を行うよう、配慮することも要請していた。

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