貴景勝が大関から陥落へ、照ノ富士がはたき込み１０度目の優勝へ王手

貴景勝（手前）をはたき込みで下した照ノ富士（２６日）＝稲垣政則撮影

　大相撲名古屋場所１３日目（２６日）――１敗で単独首位の横綱照ノ富士は、大関貴景勝をはたき込んで１２勝目。カド番の貴景勝は２場所連続負け越しとなり、大関からの陥落が決まった。

　３敗の平幕美ノ海が、小結大栄翔を送り出し、１０勝目。

　平幕隆の勝も関脇霧島を押し出して３敗に残った。霧島は６敗となり、１場所での大関復帰を逃した。

　大関豊昇龍が休場し、新関脇の大の里は不戦勝ちで勝ち越し。

　大関琴桜は関脇阿炎に寄り切られて５敗。阿炎は７勝。

　小結平戸海は若隆景に押し出された。

　優勝決定は持ち越し。１４日目、照ノ富士が隆の勝に勝てば、横綱の１０度目の優勝が決まる。