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W杯でスペインに快勝のなでしこ、パリ五輪では速攻不発で敗戦…パスも寸断され長谷川唯「蹴るだけに」

読売新聞 / 2024年7月26日 20時29分

前半、パスを出す長谷川唯(中央)(25日)=武藤要撮影

 パリ五輪サッカー女子の1次リーグが25日、スタートし、C組で世界ランキング7位の日本(なでしこジャパン)は同1位で昨年のワールドカップ(W杯)覇者のスペインに1―2で敗れた。13分に藤野がFKを直接決めてリードしたが、22分に追いつかれ、後半に決勝点を許して逆転負けした。日本は28日の1次リーグ第2戦で、初戦に勝利した同9位のブラジルと対戦する。

 W杯以来となる世界女王スペインとの再戦は、相手の対策の徹底ぶりを感じさせる試合となった。

 13分に藤野が決めたFKは鮮やかだったが、流れの中からなかなか好機を見いだせない。相手の球を奪ったかと思えば、鋭い寄せですぐに取り返されてしまう。W杯でも同じように主導権を握られたが、この時は宮沢らのスピードを生かした速攻が決まり、日本は4―0で快勝した。

 相手は当然、日本のカウンター攻撃に警戒を強めていた。「自分が走り出しても相手がどうにか1枚ずらして、マークについてきている感覚があった」と宮沢。日本もスペインの対応は承知で、両サイドの選手があえて低い位置に構え、数的優位に攻撃を組み立てる狙いで臨んだ。だが、長谷川が「(ボールを)取った後も相手が周りにいて、フリーでパスをつなげなかった。途中から蹴るだけになった」と振り返ったように、得意のパスワークも封じられ、先制点を決めた後は、攻撃に勢いが生まれなかった。

 W杯の雪辱を許し、宮沢は「どこか相手のウィークポイントを探してひっくり返せないと戦っていけない」と今後の五輪の戦いに危機感を強める。日本もW杯後、相手に応じて戦い方に変化をつける対応力を磨いてきたはず。1次リーグは3位まで突破の可能性がある。中2日で迎えるブラジル戦での修正が求められる。(林田晴樹)

日本・池田監督「相手のプレッシャーを受けてボールを展開できなかった。ポイント(勝ち点)を取れなかったことは残念だが、2、3戦で取り返せるようしっかりと準備したい」

熊谷「(相手にボールを支配されても)そんなに嫌な持たれ方をしたとは思っていない。ただ自分たちを含め、本当に決定的なところで相手がチャンスをものにした」

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